Oのオトマド

Oのオトマドについて

 

沖縄に住むフリーライター・編集者、岡部徳枝のホームページです。

「O(オー)のオトマド」

ずっと前から、自分のことを発信するプラットフォームを作るときは、このタイトルにしようと決めていました。

なんとなく声に出したときのリズムが「とーとととっと」みたいに転がっていく感じがいいなと思って決めました。

「O(オー)」は、OKABE の頭文字であること、それから、とあるシンガーソングライターさんに取材をした際、楕円のエピソードを聞いて、 Oは、楕円だなと思ったことも大きな理由です。

楕円は正円と違って、上下左右に長くなったり短くなったり、自由に変化できる。無限の可能性を秘めた形なんだと感動しました。

「オトマド」の「オト」は、人生には常に音楽があってほしい、そして話す言葉、聞く言葉、読む言葉のすべてにリズムがあってほしいという願いを込めています。

「マド」は、さまざまな人、景色、文化、芸術などを、いつも自由な視点でとらえる自分だけの窓を持っていたいという意味。また、東京から沖縄へ移住した人間として、外から沖縄を客観的に眺めるという立場もイメージしています。

自分が覗く窓の中は、いつまでも追い続けたい憧れの対象ともいえます。一方で、いつでもひょいと飛び込んで、窓の中の人と同じ視点を共有したい願望もあります。

「あちら側」と「こちら側」の境界線があいまいな「マド」でありたいと思います。

 

イラスト/川村亘平斎

沖縄へ移住する前の 2016 年に、信頼するアーティスト、滞空時間のリーダ―で影絵師の川村亘平斎氏に「O のオトマド」にこめた意味を伝え、アイコンを描いて頂きました。私とカエルが覗く窓の中には、追い続けている沖縄民謡の唄者の姿、伝統芸能のエイサー、そしてビルなどが描かれています。沖縄の土着感、南国感がありながらも、ビルが描かれているのは、「東京と沖縄を行ったり来たり」する私のスタイルの表れでもあります。たとえば沖縄やバリで、祭りの場に居合わせ、その場の空気をしっかり体感していても、たまに「 まぎれこんでしまった感」というか、ファンタジー的な感覚があるんですが、川村亘平斎氏が、私のそういう雰囲気を表現してくれたと思っています。影絵師の彼が大事にする光と影。なので、あえて白黒で。

 

トップビジュアルデザイン/冨安修一 (SANKOFA)

川村亘平斎氏に描いて頂いたイラストを、本サイトのトップビジュアル用にデザインして頂きました。川村亘平斎氏のインドネシア修行を追ったドキュメンタリーDVD「A river flow」の特典ZINEにて一緒にお仕事をした際、川村氏のイラストと富安氏のデザインとの素晴らしい相性を目の当たりにし、ぜひ2人の共演を私のホームページでも!と熱望し、実現しました。そこに色彩が生まれたとき、どのように表情が変わるのか。川村氏のイラストを自由に料理する気分で、違う「マド」を表現して頂きました。

 

タイトルロゴデザイン&ウェブサイトデザイン・制作/森貴子

レゲエ好きの同志として、音楽が鳴る場所で出会った森さんに、本サイトを制作する上で必要な技術面をすべてお願いしました。サイトの設計図を描くため、「何を伝えたいか」という森さんのヒアリングからスタート後、何年もかけてあーでもないこーでもないという私のわがままを聞いてくださり、ようやく公開できました。人にインタビューすることはたくさんあっても、人にインタビューされるのはなかなかない機会で、彼女のヒアリングで、初めていろいろ気づくことがありました。「Oのオトマド」というタイトルロゴは、その音リズムと同じように、丸く転がっていく感じをイメージしてデザインしてくれました。