岡部 徳枝 NORIE OKABE
リズムを描くように、音が伝わる言葉で表現し、響かせたいライターです。
惹かれたひと、気になったこと、知らなかったもの。
出会ってしまったら止まらない「どうして? どうして?」
その答えにたどり着けることが楽しくて 「取材」という名をつけて、いろいろな話を聞き続けています。
海の向こう、山の向こう、空の向こう、人の気持ちの向こうなんかを想像しながら
見て聞いて感じた自分の景色を文章で創り上げることが好きです。
誰かが語りたい言葉や、誰かが映し出したい景色をレイアウトして
一緒に形にしていく作業が好きで、編集者としても活動しています。
これまでのこと。
東京都出身。
1998年より編集プロダクションに所属。ライター、エディターとして、音楽、ファッション、食などの記事を担当。同時に、会社所属のレゲエ、ヒップホップ、R&Bアーティストのマネージメント、プロモーションも並業。
2006年、フリーランスへ転向。タワーレコード「bounce」、HMV「Music Master」、「Riddim」、「Rove」など音楽専門誌を中心に執筆。その後、商業施設・渋谷マークシティの「MARK CITY STYLE」などのガイドブック、「ようこそ!タンタンの世界へ」などのキャラクタームック、書籍では杉本彩「男を虜にする料理」、小林ひろ美「毛穴美人のススメ」、酒井慎太郎「関節ゆるめ・伸ばしダイエット」などで編集、構成、執筆を手がけ、分野を広げて活動。
ソーシャル&エコマガジン「ソトコト」では、国内外のアーティストを取材する音楽記事のほか、地域創生活動、環境活動、社会貢献活動などについても取材・執筆を重ねる。
2013年から2016年までスポーツライフスタイルマガジン「mark」にてスポーツ体験記「DIRTY HOLIDAY」を連載。ボクシング、アイスクライミング、ケイビング、空中ブランコなどハードな世界を体験レポート。
2012年、日本人ガムラングループ、滞空時間のライブに衝撃を受け、バリ公演に同行。その模様を収録したDVD「ONE GONG」では映像内のインタビューとライナーノーツを担当、バリ紀行は「ソトコト」、「CDジャーナル」(WEB版)に掲載された。その後も親交を深め、アルバム「来日」、「ウミトヨル」などの作品紹介文を担当。2017年、リーダー川村亘平斎がインドネシアに1年間滞在し、ワヤン・クリ(影絵芝居)の修行をする様子を追ったドキュメンタリーDVD「影絵師・川村亘平斎 A River flow~境界線にかかる橋~」では、バリ現地でインタビューを担当、特典ZINEではコラムを執筆。
20歳過ぎの頃に初めて訪れ、虜になった地、沖縄では、民謡唄者の登川誠仁、知名定男、琉球舞踊家の又吉靜枝、伝統工芸・金細工の職人、又吉健次郎などを取材。「ソトコト」、「LATINA」などに企画を持ち込み、数々の記事を実現。
2011年、沖縄民謡唄者、大城美佐子とアイヌのトンコリ奏者OKIによるコラボ・アルバム「北と南」のレコーディング現場を取材し、紹介文を担当。それを機に、大城美佐子の唄三線、人柄に魅了され、評伝執筆のため取材を開始する。2014年7月発売の芸歴57年ベスト盤「愛唄(かなうた)」、2017年7月発売のアルバム「島思い~十番勝負~」ではライナーノーツを担当した。
沖縄の歴史、文化、芸能を現地でより間近で学ぶべく、2016年秋に移住。観光情報ウェブサイト「OKINAWA CLIP」にて撮影、執筆を担当するフォトライターとして活動。引き続き、「LATINA」に企画を持ち込み、記事を執筆。
沖縄在住のアートディレクター信藤三雄が発起人のプロジェクト「MOI AUSSI BE(モーアシビー)」では、トークイベントの構成や司会を担当し、ウェブマガジンの開設時には編集人として活動。
ライター・エディターの活動以外にも、石垣島の飲食店「旬家ばんちゃん」が販売するお菓子シリーズのパッケージデザイン・ディレクションや、瀬長島ウミカジテラスにて開催の朝市「瀬長島 海風朝市」の運営・PRを担当するなど、地域の仕事にも携わる。
2022年1月19日リリースの大城美佐子追悼盤「ウムイ」にて、ライナーノーツを担当。本完成に向け、生前の取材録音や資料と向き合いながら、謎深い彼女の人生について新たな取材を続行中。